竹宮惠子『地球へ・・・』Keiko TAKEMIYA HP2007年4月からアニメがTV放送開始☆ アニメ公式サイト↓ http://www.terra-e.com/ http://www.mbs.jp/terra-e/ 昔にもアニメ映画化されましたが、メカデザインやアクションシーン、音作り、キャラデザインなどがさすがに現代風。洗練されているなと思います。 原作はサン・コミックスで5巻本。今スクウェア・エニックスから出ているのは新装版で3巻本です。 生まれつき超能力を備えた「ミュウ」と呼ばれる人々と、コンピュータによって完全に管理された社会に生きる人々との戦いを描いたこの作品は、すぐれたSFでありながらも、作者ならではの叙情性を失っていません。 (それは後の『殺意の底』(コミックス原題は『エデン2185』)にも受け継がれていると思います。) ミュウと旧人類との対立という見やすい構図のなかでも、ぐいぐい引き込まれる物語作り、魅力あるキャラクター。ソルジャー・ブルー、フィシス、ジョミー、それぞれの運命。 またキースとジョナ・マッカのエピソードなど、涙なしでは語れません・・・ そしてエピローグ。 幼い頃に読んだときはエンディングの意味がよく分からなかったけれども、大きくなってから読み返してあらためてこの作品のテーマ「地球(テラ)へ・・・」の意味がよく分かった気がします。 TVアニメの方も目が離せません。 |